私の家計は破綻している!?
前回のおさらい
に基づいて
のそれぞれの収入に対する割合を前回求めましたね?
それの貯蓄の割合を使用するので、準備してください。
積立金額を求める
以下の表に基づき積立金額を求めます。(下の表は私の家庭の例です)
計算方法は
(必要額)×(必要とする家族の人数)÷(必要期間)÷12か月=1か月あたりの積立金額
になります。
例えば、携帯本体代を計算するとなると以下のような考え方になります。
iPhone8本体新品であれば5万円ほどで購入が可能です。
これを私と妻の2人分購入するとなると10万円が必要となります。
携帯は通常2年~3年で交換する場合が多いので、2年として計算します。
5万円×2人÷2年÷12か月=4,167円/月
というようになります。
これらを上の表を参考に計算してください。
必要月収を求める
前回求めた、貯蓄投資の割合をここで使用します。
私の家計は、固定費等を見直したあとなので、貯蓄投資の割合が47%あります。
それを元に計算します。
1か月の積立金額の合計が、237,135円となりました。
これが収入の47%(貯蓄投資)に当たるわけですから、単純計算をすると
237,135÷0.47=504,542円(月収)
が1か月の収入として必要となることがわかります。
世帯年収の中央値が420万〜430万となりますので、月収38万が平均的世帯収入となります。
この将来設計だと家計が破綻していることがわかりましたね?
車本体の費用を200万円で計算してこれなのに、何もわからず400万の車を購入したりすると、そのしわ寄せが老後に降りかかってくるわけです。
将来設計を見直す
ここで自分にとって本当に必要なのか、妥当な額なのか等を考え、現実の収入額と理想の収入額を合わせていきます。
ピンクの部分が見直した部分です。
家具を100万円と設定しましたが、必要最低限に抑えフリマやアウトレットを活用すれば、50万円程度でも十分揃います。
住宅ローン頭金も、今までの貯蓄があることや相場が物件額の1~2割程度なのを考慮して、200万まで落としました。
このようにして調整した結果、177,782円にまで下げることができました。
177,782÷0.47=371,928円
先ほどよりはだいぶ現実的な収入額になってきましたね。
このようにして無理のない生涯設計をしていきます。
老後2000万円問題
老後2000万円は必要だと金融庁から公表がありましたので、老後資金を2000万と設定して計算しましたが
ひと月当たり55000円もの貯蓄が必要となり、かなり家計を圧迫していることがわかります。