収入保障保険の設定の仕方
収入保障保険の金額設定
設定するためのポイントがあるので、順番に抑えていきましょう。
①自分が亡くなった後を想定する
1ヶ月の生活費ー奥さんの収入=1ヶ月あたりの不足分
なので、最低でも毎月この不足分が振り込まれるように設定します。
②最大出費を考慮して設計する
かかるであろう最大出費が補える量を確保できるように設定します。
③自分の家計簿で設定した固定費内におさまるように設定する。
保険貧乏にならないように、固定費の予算の範囲内で設定するようにしてください。
優先度はこの①>②>③の順番になりますので、それを踏まえて設定するといいしょう。
実際に設計してみよう!
今回は平均的家庭を例に設定していきますので、参考にしてください。
夫・妻・子の3人家族
平均的な3人家族の場合は、月26万円の生活費がかかります。
①夫が亡くなり、妻が働くことを想定して設計します。
パートの平均月収が10万円なので
26万円-10万円=16万円
なので、最低でも毎月16万振り込まれるような設計にします。
②最大出費を考えます。
この最大出費は、一時的にかかる瞬間的な最大の費用です。
子供1人の場合は、大学費用として2000万円あれば安心できるかと思います。
なので
このような形になります。
①毎月16万以上振り込まれるように
②48歳に亡くなっても、それ以降2000万円は貰えるように
この条件で設定してもらいます。
③月々保険料を確認します
設定した固定費の予算範囲内に収まれば、無事契約です。
想定した固定費の予算内におさまらなかった場合
①収入保障保険の月々の受取額を減らす。
今回は、自分が亡くなっても今までと同じ暮らしを送ってもらいたいと設定した金額でした。
通常、親・子の2人暮らしの場合、15万円あれば生活を送ることは可能となります。
それを多めに26万円確保しようと設定したものだったので、この金額を調整することができます。
②大学費用の見直し
大学費用として私立を想定して多めに2000万円と予算を組みました。
これを奨学金を利用することを前提として、調整することが可能です。
③固定費の見直し
固定費の割合を
で設定したと思いますが、その固定費の範囲内で調整する場合には、家賃等の見直しをすることにより、保険料へ回すことが可能です。
もしくは変動費として予算をとっていた部分を固定費に回します。
自己投資と貯蓄はなるべく削らないようにしてください。
これで収入保障保険の設定の仕方は以上になります。
参考になったでしょうか?
大事なことは保険のかけ過ぎによる、生活の質の低下を招かないことです。
しっかり設定していきましょう。
次回、医療保険の必要性!