家計簿の真の力!
まずは簡単でいいので、1か月分家計簿をつけてみましょう
例
このように、大まかに5種類に分類して記録していただければ結構です。
なるべく、突発的な出費のない平均的な家計簿の方がよりイメージしやすくなります。
それぞれの支出・貯蓄投資が、収入の何%に当たるか計算してみましょう
それぞれ何%になったでしょうか?
上記の4ブロックの割合が25%ずつだと、バランスの取れている家計だと言われています。
が、すべて25%である家計はごく稀です。ほとんどは家庭によってバランスはさまざまです。
じゃあ、このバランスがわかったから何なの?と思いますよね。そこで次です。
4つのブロックからわかる現在の方向性
自分の家庭のバランスはわかりましたね?下の図をもとに円グラフにしてみましょう。
下の図はすべてが25%と想定した円グラフです。
この図では上下・左右がペアとなっております。
未来「貯蓄・投資、自己投資」ペアと現在「固定費、変動費」ペア、それぞれの大きさを比較することにより、お金を未来と現在どちらのためにどれくらい使用しているかがわかります。セミリタイアがしたいなら、未来のお金を重視しなければなりません。
基盤「貯蓄・投資、固定」ペアと発展「自己投資・変動費」ペア、それぞれの大きさを比較することにより、その家計の安定性がわかります。基盤がしっかりしていないのに発展ばかり大きな家計は、崩れ落ちてしまいます。
セミリタイアするためには、未来のお金を重視してかつ基盤がしっかりしていなければなりません。
つまり未来と基盤両方にかかわる、貯蓄・投資の割合を増やさなければならないということです。
では、貯蓄・投資を増やすためにはどれを削減するべきなのでしょうか?
4ブロックの減らすべき優先順位
貯蓄のを増やすにあたって
「パパのお小遣い来月から減らしますからね!」
これはよく聞くかと思います。
世のパパさんたちに朗報です。これは間違っています!
今すぐ奥さんにこのブログをみせてあげてください。
なぜ働いているのか・・・
「生きていくため」ということはもちろんですが、ただ生きるためだけに働いている人は少ないと思います。「誰もが幸せな人生を送るため」に働いています。
自分の人生を豊かにするための自己投資を削るということは、日々の仕事をするためのバイタリティを奪い、人生の幸福度を下げることにつながります。
減らすべき優先度は
に、なります。
一番削るべきは固定費になります。自分の収入に合っていない家賃や保険を最初に契約してしまうと、毎月ボディーブローのように家計に響いてきます。
この固定費の恐ろしいところは、見直しという作業をしない限り、意識せずにいつもまでも家計を圧迫しつづけ、変えようにも契約のしなおしという大きな労力が必要となるところです。これから契約する方はよく考慮してから契約するようにしてください。
固定費の削減方法に関しても、今後お話できたらと思います。
ここまでで、自分の家計の方向性やバランスがわかったと思います。
家計簿の真の力が発揮されるのはこれからになります。
「現時点で何の支障もなく生活が送れているし、貯蓄も少しずつだけどできている。私の家庭は大丈夫だ!」
そういう方はたくさんいらっしゃるかと思います。
次回、私の家計は破綻している!?
家計簿から求めた4ブロックの割合から、将来破綻するかどうかを求めることができます。いっしょに確認していきましょう。