セミリタイアinいわき!

セミリタイアを目標に勉強してきたことを備忘録として綴っております。

医療保険の必要性

医療保険とは?

 

医療機関の受診により発生した入院費や手術費を、一部もしくは全額を負担してくれる保険を指します。

今回は、がん保険医療保険に含めず解説していきます。

 

医療保険の必要性に関して

 

私個人の考え方になるので、あくまで参考に考えてください。

先にお答えしますと、入院手術に関する医療保険は必要ないと考えております。

 

入院で医療機関を利用する確率

 

【入院確率】

20歳~50歳  約5%

60歳     約10%

80歳     約30%

90歳     約40%

 

となっています。

 

一番長い20歳~50歳までの間は3%~6%と激的に低いです。

 

なので、この医療保険をいかすためには終身医療保険として加入しなければ、ほとんど利用することなく終わります。

 

公的保険の素晴らしさ

 

私たちは強制的に公的保険(国民皆保険)に加入しています。

この保険が素晴らしい保険で、入院・外来にかかわらず、3割~1割の負担で済みます。

 

さらに、医療費が高額になった場合、1か月の自己負担の上限が定められています。

一定額を超えた場合に払い戻しを受けることができます。

これが「高額療養費制度」です。

 

このような手厚い保険に

すでに強制的に入っているわけです。

 

医療費における保険料

 

終身まで適応される医療保険の場合、3000円~5000円ほどかかる場合が多いです。

それを30歳~60歳まで支払い続けた場合

 

4000円×12か月×30年=144万円

 

支払うことになります。

 

入院する要因の病気によって自己負担額(3割負担)は変わりますが、

大体30万円~50万円ほどになる場合が多いです。

ここからさらに高額療養費制度を利用することも可能となります。

 

国の予算も少子高齢化から減っていき、医療費削減のために病床数は減らされています。

その分患者を早く退院させなければ、他の方の手術や入院ができません。

つまり入院日数が減るわけです。

 

さらに、これから医療はどんどん進歩していきます。

 

このような状況から、今後医療保険を利用する機会は減ると私個人は考えております。

 

果たして、支払った保険料に対してどれくらい戻ってくるのでしょうか・・・?

 

それでも医療保険が必要な方とは?

 

①現在貯蓄があまりできない方

②保険に入っていないと不安な方   になります。

 

②はその方の性質なので、それで生活の質があがるなら、医療保険に入ってもいいと思います。

①は論外です。本当なら給料の1/4貯蓄・投資に回せれば一番いいのですが、それが厳しければ、少なくとも1/10は貯蓄に回すようにしましょう。

 

結論:医療保険は必要なし

 

大前提に、私たちは国民皆保険という手厚い保障に入っています。

そこに医療保険に入って、さらに保証を受ける必要はあるのでしょうか?

5%の確率のために、毎月4000円支払う意味はあるのでしょうか?

 

入院・手術費に不安が感じるほどの貯蓄しかないような状態なら、それは貯蓄の方法や固定費変動費が間違っています。早急に見直すようにしてください。

 

semilitiainiwaki.hatenablog.com

 

この毎月かかる保険料を、投資に回したら・・・?

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なくなるはずの保険料144万が、こんなに増えるんですよ?

運用できる資産を自分から減らす行為になります。

 

『注目していただきたいのはここからです!』

 

保険料を支払っている方は、ただ‐144万なだけではありません。

 

運用している方は

 

その144万円を保険料として支払わず、貯蓄することができます。

またその144万円が

233万円-144万円=89万円を生み出します。

 

つまり!保険料を支払う側と、貯蓄運用する側では

 

233万円+144万円=377万円の差が生じるわけです!!

 

はたして、医療保険を使用できたとして、この377万円ほどの保険金を受け取る機会はあるのでしょうか・・・?

 

 

次回、がん保険の必要性!

収入保障保険の設定の仕方

収入保障保険の金額設定

設定するためのポイントがあるので、順番に抑えていきましょう。

①自分が亡くなった後を想定する

1ヶ月の生活費ー奥さんの収入=1ヶ月あたりの不足分

 

なので、最低でも毎月この不足分が振り込まれるように設定します。

②最大出費を考慮して設計する

 

かかるであろう最大出費が補える量を確保できるように設定します。

 

③自分の家計簿で設定した固定費内におさまるように設定する。

 保険貧乏にならないように、固定費の予算の範囲内で設定するようにしてください。

 

優先度はこの①>②>③の順番になりますので、それを踏まえて設定するといいしょう。

 

実際に設計してみよう!

 

今回は平均的家庭を例に設定していきますので、参考にしてください。

 

夫・妻・子の3人家族

 

平均的な3人家族の場合は、月26万円の生活費がかかります。

 

①夫が亡くなり、妻が働くことを想定して設計します。

 

パートの平均月収が10万円なので

 

26万円-10万円=16万円

 

なので最低でも毎月16万振り込まれるような設計にします。

 

②最大出費を考えます。

 

この最大出費は、一時的にかかる瞬間的な最大の費用です。

子供1人の場合は、大学費用として2000万円あれば安心できるかと思います。

なので

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このような形になります。

 

毎月16万以上振り込まれるように

48歳に亡くなっても、それ以降2000万円は貰えるように

 

この条件で設定してもらいます。

 

③月々保険料を確認します

設定した固定費の予算範囲内に収まれば、無事契約です。

 

想定した固定費の予算内におさまらなかった場合

①収入保障保険の月々の受取額を減らす。

今回は、自分が亡くなっても今までと同じ暮らしを送ってもらいたいと設定した金額でした。

通常、親・子の2人暮らしの場合、15万円あれば生活を送ることは可能となります。

それを多めに26万円確保しようと設定したものだったので、この金額を調整することができます。

 

②大学費用の見直し

大学費用として私立を想定して多めに2000万円と予算を組みました。

これを奨学金を利用することを前提として、調整することが可能です。

 

③固定費の見直し

固定費の割合を

私の家計は破綻している!? - セミリタイアinいわき!

で設定したと思いますが、その固定費の範囲内で調整する場合には、家賃等の見直しをすることにより、保険料へ回すことが可能です。

もしくは変動費として予算をとっていた部分を固定費に回します。

自己投資と貯蓄はなるべく削らないようにしてください。

 

 

これで収入保障保険の設定の仕方は以上になります。

参考になったでしょうか?

大事なことは保険のかけ過ぎによる、生活の質の低下を招かないことです。

しっかり設定していきましょう。

 

次回、医療保険の必要性!

 

 

 

 

 

 

あなたの保険は大丈夫!?保険を見直そう!

保険のタイプを知ろう!

保険の種類は

①生命保険

医療保険

③年金保

④損害保険

に大きく分けることができます。

今回は生命保険について解説していきたいと思います。

 

生命保険(死亡保険)とは?

被保険者が亡くなったときに、お金が支払われる保険。

 

①定期保険

終身保険

③収入保障保険

が生命保険に分類されます。

 

生命保険の必要性

生命保険は、被保険者が亡くなったときに、遺族が生活に困窮しないように入る保険だと私は認識しております。

 

・独身 = 必要なし

自分が亡くなっても、生活に困る人はいないわけですから、入る必要はないですよね。

・夫婦 = 必要あり~なし

家計簿から判断して、片方の収入のみで生活が成り立つかどうかを確認して、必要性を判断してください。

どちらがなくなっても生活が成り立つなら、保険にお金をかけるより資産運用に資金を回したほうがいいですよね。

・夫婦+子供 = 必要あり

子供がいる場合、生活費だけではなく学費などがかかり、一番大きなイベント出費として、大学進学があります。それを考慮すると、生命保険に入ったほうがいいでしょう。

 

生命保険の種類

①定期保険

契約期間中であれば、どのタイミングで亡くなったとしても、決められた額が貰えます。

契約を更新することも可能な商品もありますが、年齢によって金額が上昇する場合が多いです。

一番おすすめしない保険。

 

終身保険

定期保険を死ぬまでの契約期間としたものです。

その分、定期保険よりも保険料が割高になる場合が多いです。

ただ更新したりはしないので、ずっと保険料が変わず家計の計算はしやすいです。

割高な分、解約返戻金があり、65歳以降解約した場合少し増えて返ってくる。

そんなプランが最近のはやりです。

 

③収入保障保険

例えば、定期保険で死亡時2000万円支払われる契約を結んだとします。

30歳の私が今すぐなくなってしまった場合、2000万ではたして足りるでしょうか?

逆に60歳で亡くなったときに2000万円も保障が必要でしょうか?

そんなニーズから生まれたのがこの保険です。

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年齢にあった保証金額の設定ができ、さらに終身保険より保険料が安くすみます!

私の一番のおすすめですね!

 

収入保障保険vs終身保険

※ここからは私の独断と偏見。

 皆様が資産運用できるものとしての考えになります。ご了承ください。

収入保障保険

収入保障保険は、子供の成長にあわせた必要な額のみの設定にできる場合が多く、保険料が一番やすく抑えられます。

金銭的な自由を得るためには、どれだけ固定費を下げることが大事なのか、以前解説しましたよね?

保険は必要最低限に抑えましょう。

 

終身保険

終身保険養老保険は必ずもらうことができる保険である分、保険料が割高になっています。

中でも掛け捨て型ではなく、積立型の場合はより割高になります。

掛け捨て型:解約したときお金が返ってこない。

積立型:解約したときに解約返戻金としてお金が戻ってくる。

 

ある保険屋さんでは、

『うちは積立型の終身保険がおすすめなんです!解約返戻金が必ず120%になって帰ってきますよ!』

そういっていました。

 

多くの方は

終身保険として保険料を払い。使わなかった場合でも解約すれば65歳以降に120%になって戻ってくるの!?すごいじゃない!』

と、この保険を気に入る場合が多いです。

 

ですが、よくよく話を聞くとこのような内容でした。

・保険料 月4000円以上

・65歳より前に解約すると目減りして返ってくる

・外貨建て保険であり、外貨で積み立てるため、為替リスクがある。

・運用利回りにすると1%~2%

 

・・・・いやいや舐め過ぎじゃないですか?

ちゃんと聞かないと、外貨建て保険かどうかすらも教えてくれないんですよ。為替リスクがあることを隠すんですよ。

 

運用利回り1%~2%?

かなりリスク抑えて運用したって利回り3%は容易に達成できますよ!

 

皆様は、資産運用ができるようになっているでしょうから、保険屋さんに割高な手数料を支払って運用してもらわなくてもいいんですよ!

そう考えたら収入保障保険で、保険料を抑えて自分で運用したほうがいいとわかりますよね。

 

結論:生命保険は収入保障保険で十分

 

これが私の考えです。

間違っても終身保険と収入保障保険、両方にはいっておけばばっちりや!なんて考えは起こさないようにしましょう。

固定費は極力下げる。これが金銭的自由への大事な一歩です。

 

次回、収入保障保険の設定の仕方